中村橋之助 改め 八代目 中村芝翫襲名披露
中村国生 改め 四代目 中村橋之助襲名披露
中村宗生 改め 三代目 中村福之助襲名披露
【主な出演者】
橋之助 改め 中村芝翫(成駒屋)
国 生 改め 中村橋之助(成駒屋)
宗 生 改め 中村福之助(成駒屋)
中村梅玉(高砂屋)
中村歌六(播磨屋)
中村扇雀(成駒家)
中村錦之助(萬屋)
市川高麗蔵(高麗屋)
芝喜松 改め 中村梅花(成駒屋)
【演目と配役】
一、猩々(しょうじょう)
猩 々 中村錦之助
猩 々 国生 改め 中村橋之助
猩 々 宗生 改め 中村福之助
酒 売 り 芝喜松 改め 中村梅花
二、襲名披露 口上(こうじょう)
八代目中村芝翫
四代目中村橋之助
三代目中村福之助
幹部俳優出演
三、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実 中村芝翫
相 模 中村扇雀
堤 軍 次 国生 改め 中村橋之助(昼の部)
宗生 改め 中村福之助(夜の部)
(※交互出演/昼の部・夜の部で配役が変わります)
藤 の 方 市川高麗蔵
白毫弥陀六 中村歌六
源 義 経 中村梅玉
【あらすじとみどころ】
■猩々(しょうじょう)
中国は揚子のほとり。酒を好物とする猩々が、酒売りのもとに現れ、今日も酒を所望します。猩々はうれしそうに酒を飲むと上機嫌となり、酒の徳を謳いながら舞を舞って見せます。やがて猩々は、いくら飲んでも尽きない酒壷を酒売りに与えると去っていくのでした。
水の中に棲む酒好きで無邪気な中国の伝説の霊獣、猩々を巧みに表現した、格調高い華やかな舞踊をご覧いただきます。
■口上(こうじょう)
裃姿の俳優が舞台に並び、皆様に八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助の襲名披露のご挨拶を申し上げる華やかな一幕です。
■熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実が自らの陣屋に戻って来ると、国元にいるはずの妻相模が陣屋を訪れています。熊谷は、相模と敦盛の母藤の方に一ノ谷の合戦で平敦盛を討った次第を語り、源義経のもとに敦盛の首を届けようとします。そのとき奥から義経が現れ、その場での首実検を命じます。熊谷が首を差し出すと、そこには熊谷の一子小次郎の首。義経は、後白河法皇の落胤である敦盛を救うよう密かに制札に託しており、その意を汲んだ熊谷は、我が子を身替りにしたのでした。そこへ梶原平次景高が頼朝へ言上すると駆け出しますが、石屋の弥陀六により梶原は絶命します。義経は、弥陀六が平家の残党、弥平兵衛宗清であると見抜き、救った敦盛を託します。そして熊谷は…。 人生の儚さが胸をうつ義太夫狂言屈指の名作を、新芝翫が襲名披露狂言として、四世芝翫の型で演じます。
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