宇都宮演劇鑑賞会〜この街で本物の演劇を!


宇都宮演劇鑑賞会2014年定例観劇会
◎第418回定例観劇会
平成26年2月14日(金)

会場:栃木県総合文化センターメインホール
俳優座劇場プロデュース 音楽劇『わが町』
原作:ソーント ン・ワイルダー
演出:西川信廣
音楽:上田 亨
出演:土居裕子 他

アメリカ・ニューハンプシャー州の小さな町グローヴァーズ・コーナーズ。
ギブズ医師の息子ジョージと、隣に住む地方新聞の編集長ウェブ氏の娘エミリーは幼馴染み。
穏やかで誠実な両親や町の人々に見守られ成長した二人は互いに恋をし、
やがて結婚の日をむかえる。
結婚式は町のみんなに祝福され新生活は幸せに満ちていた。

だが9年の歳月が過ぎたとき、二人に思いもよらない出来事が訪れる……。


◎第419回定例観劇会
平成26年4月28日(月)

会場:宇都宮市文化会館小ホール
東京芸術座 『夏の庭―The Friends―』
原作:湯本香樹実
脚本・演出:印南貞人

町はずれの、ぼろ家に暮らすひとりの老人を三人組の少年たちは(観察)しはじめた。
「死んだ人間ってみたことある?」  「怖いけど見たい」  「知りたいことは知りたいんだ!」と
生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目でみるためにー。

夏休みを迎え、三人の好奇心は日毎に高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ。
いつしか少年たちの(観察)は、老人との深い友情へと姿を変え始めてい…た…。

大人の世界にチョッピリ触れた少年たちの小学校最後の夏休みが終わった。

―永遠の夏の思い出を胸に……。


◎第420回定例観劇会
平成26年6月23日(月)

会場:栃木県総合文化センターメインホール
オペラシアターこんにゃく座 オペラ『まげもん-MAGAION』
作・演出:鄭義信
作曲:萩京子

「ある日、あるとき、ある所。くわしいことはよう知らしません。
晴れた日に雨が降るのは狐の嫁入り、
晴れた夜に雨が降るのは狸の婿入り。
いや、ほんまでっせ。
その婚礼の夜にですな、一匹の狸が逃げ出したんですわ。
なんでも、人になりたいとか………」

旅の一座が語る、人に化けた狸のチャンバラ活劇オペラ。
斬った張ったの、上よ下よの大騒動。
渡世の波を無事、泳ぎきれるのか。それとも狸が人にだまされるのか。
嘘か真か、真か嘘か。狸の話に狐につままれるのか。
それは見てのお楽しみ。


◎第421回定例観劇会
平成26年8月26日(火)

会場:宇都宮市文化会館小ホール
トム・プロジェクト『エル・スール〜わが心の博多、そして西鉄ライオンズ』
作・演出:東憲司

昭和30年前後の九州博多の町には文化があった。
石炭景気、映画、そして西鉄ライオンズ。
戦後の焼け跡の中から、博多の町が生み出す明るさの中で、
庶民は逞しく生活をエンジョイしていた。
末広長屋に住む一家にもいろんなドラマが刻まれていく。
西鉄ライオンズの選手を目指している少年を取り巻く人間模様……。

昭和の時代の確かな人の温かさが、平成の混迷社会に警鐘を鳴らすヒューマンドラマ。



◎第422回定例観劇会
平成26年10月14日(火)

会場:宇都宮市文化会館小ホール
劇団朋友『女たちのジハード』(改訂版)
原作:篠田節子(集英社刊)
脚本:篠原久美子
演出:宮崎真子(俳優座)

康子が、紗織が、リサが、そしてみどり、紀子がくりひろげる女たちのジハード=聖戦。
女性の、女性による、女性のための。元気が出るドラマ!


◎第423回定例観劇会
平成26年12月11日(木)

会場:宇都宮市文化会館小ホール
メイプルリーフ・シアター『請願−静かな叫び』
作:ブライアン・クラーク
訳:吉原豊司
演出:貝山武久
出演:水谷貞雄、田畑ゆり

不治の病を得た老婦人が自らの一生の締め括りとして核兵器反対の嘆願書に署名。
それが退役陸軍大佐である夫との間にあらぬ摩擦を引き起こす。
老境に入った名女優ジェシカ・タンディーのために
気鋭の英国劇作家ブライアン・クラークが書き下ろした醍醐味あふれる対話劇。

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